val it: α → α = fun

IE9のプロモーションのために作られたSVG女子。SVGを使って描画された女の子のアニメーションであり、IE9のパフォーマンスならなめらかに再生できる。らしい。らしいというのは、手元にはWindowsがないのでIE9だとどうなるのかはわからないからなのだが、実際のところ、これ自体は標準的な技術(はじめの動画がvideo要素、本番のアニメーションの各コマの描画はSVG、コマの遷移はJavaScriptかな)によって作られているからして、パフォーマンスはさておき、最近のちゃんとしたブラウザなら再生ぐらいはできるようになっている。

ただもちろんその「パフォーマンスはさておき」というのが大事なわけだ。大事というか、IE9のアピールポイントらしい。でもまあ、IE9じゃなくて他のブラウザでもそこそこいけるでしょ、どんなもんだろ、という話です。

結論としては、Safari > Chrome > Firefox >>(越えられない壁)>> Opera な感じ。バージョンを明記しておくと、Safariは5.0.5 (6533.21.1)、Chromeは12.0.742.9 dev、Firefoxは4.0、Operaが11.10。

このSVG女子の動画は、パフォーマンスを見て勝手にフレーム落ちしてくれたりといったことはしてくれず、愚直に全部のフレームを描画しようとする。なのでパフォーマンスがしょぼいと、音楽と動画のおわるタイミングに違いが出る。手元のMacBookだと、Safariだけが音楽のおわるのとほぼ同時に動画を終えられたけど、ChromeとFirefoxは動画の途中で音楽が終わってしまった。比較をするとFirefoxよりもChromeの方が進み具合はマシ。個人的な印象としては、Chromeまでは予備知識なしに見ても違和感のないレベルだけど、Firefoxは少しカクカクしているのに気づくかも……とはいえ、事前にほかのものを見ていたからそう感じるだけで、いきなり見たらそんなものと違和感はないかも。ただOperaは例外的にちょっとひどく、動画としては見られないレベルだった。なぜだろう？

ただ、いずれにせよこいつは(当然ながら)マシンパワーがモノをいう世界でして、会社のモンスターマシンではFirefoxでも問題ないし、家のマシンでも他にいろんなアプリを起動して負荷を高めればSafariでもおかしくなったりする。IE9だとどれぐらいのマシンでどれぐらいのパフォーマンスなのか、ちょっと気になるところではあります。

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余談だけど、こないだAndroid 3.0のタブレットであるOptimus Pad L-06Cを買ってしまったもので、せっかくだからと試してみたところ、1FPSぐらいの無残な性能。ただ無残とはいえ、再生ができるというのはかなりえらい。