Facebookの流行と衰退について
いやーFacebook、いいですよね。私も数ヶ月前から徐々に軸足をずらしつつあり、実際、最近ではtwitterより滞在時間が長いんじゃないだろうか、と思うことすらあります。最近でははてなで人気の方々が続々とFacebookを褒めたたえており、なんかマーケティングというかpaid articleなんじゃないかと勘ぐられているほどですね。実際には、お金を払ってどうこうということはないと思いますけど。
ただまあ、実際のところとしては、Facebookがそんなに凄いとかいいとかは全然思わないんですよね。Facebookが魅力的なのは、端的に言えば、どうでもいい有象無象がいないからというこれに尽きるでしょう。
そもそも、7-8年ぐらい前には、猫も杓子もブログを書いていた時代というのがあったわけです。だけど、やがてみんなmixiに引っ越しちゃう。mixiは招待制で、なんでも公開するわけじゃない、自分の勝手知ったる人たちだけの心地よい空間というのがあって、みんなそれに魅了されたんだよね。当時にブログ(日記)をやめちゃった知人は私の知り合いには多かったので、そんなふうな認識なのかも知れないが。
ともあれ、そんなmixiにも人が増えていき、軋轢が増し、みんな飽きてきた。そこに颯爽と登場したのがtwitter。はじめtwitterを使っていたのはそうとうなアーリーアダプターだけで、そういう連中だけのコミュニティが形成されていった。だからtwitterは楽しかったのだが、やがてTVタレントとかもやり始めて、それにつられて有象無象が増えてきた。それが今の状態で、ぶっちゃけて言えばみんなあきてるわけ。自分たちだけのコミュニティの行き場を探してるわけ。その行き先がFacebookなのですよ。
身も蓋もない言い方をすれば、アーリーアダプターの皆様は膨大なフォロワーなんかに興味はなくて、自分の友達とだけつながってたい。当時のmixiはそういうニーズを捉えていたし、twitterもしかりであり、それがいまのFacebookの立ち位置なわけだ。だから機能面からmixiとFacebookをいろいろ比較するのは筋違いだと思う。たぶんこれから日本でも徐々にFacebookが流行り始めると思うんだけど、まあ1年か2年が過ぎたらたぶんみんなまた別の違うところに民族大移動してるんじゃないかと思うんだよね。
技術的なポイントとか、機能的な面とか、個人的にはいろいろ思うところはある。Facebookは実際よく出来ているし、twitterよりはずっといいし、いろいろと上手い。この文章はいろいろ単純化しているけど、そう簡単に割り切れない面もある。
ただね、もういったい何度目なんだろって思うんですよね。
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とまあそんなことを考えていたんですが、もっと簡潔に書いてる人がいた。