アイアンマン2

This entry was posted by on Monday, 21 June, 2010

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先週見てきました。いやー素晴らしかった。

知人を中心に「前作と比べると……」的な感想をよく見かけたのですが、全然そんなことはなかった。むしろ前作より上かも、とすら思いました。基本的にこの映画は素敵なガジェットとイカしたCGを楽しむものなので、正直なところストーリーというのはどうでもいいと思うのですね。

前作はテロリズムに加担していた自分を反省する的な展開だったのが、今作はアメリカ国防の話になって、政治色は強まってる気もしますが、その辺の展開は序盤で済ませてしまい、あっという間にストーリーはトニー・スタークの個人的な事情に焦点をあわせてしまいます。そんなわけで、ストーリー的にはいーかげんというかそれ何も解決してないんじゃ……という気もするのですが、それを気にしない迫力のCGが楽しめました。

トレイラーにも出てきたスーツケース型パワードスーツもカッコよかったし、ミッキー・ローク演じる今回のヴィランもなかなか良かった。ラストのドッグファイトはちょっとタルかったですが、変な必殺技が炸裂したりしてたし、満足、満足。それにしてもお金かかってるなーとつくづく感じました。

マーベルのクロスオーバーは着実に進んでいて、途中にキャプテン・アメリカのアレがちらっと登場したり、例によってエンディングの後におまけ映像があったんですが、たしかにこれは初見でわかった日本人が何人いるのか疑問かも。かといって変に補足するのも変だしなあ。痛し痒しですね。

そういえば今回のアイアンマン2はオラクルが全面サポートしていますが、劇中冒頭にちょっとだけ「やあラリー」といって、ラリー・エリクソンが登場してました。たぶん本物だと思う。すごいなあ。しかしオラクルのユーザ(というかオラクル導入の決定権を持つ人たち)に訴求するんだろうか、このキャンペーンは……。

ところで、今回合わせで出ていた『アイ・アム・アイアンマン』も読みました。基本的に映画の第1作目のストーリーを忠実になぞったコミック化で、まあ普通。イラストは精細でかなり映画に忠実ですが、映画の素晴らしさはガジェットのビジュアルだけでなく、あれがこうゴチャゴチャ動いてくれるところなのでイラスト(コミック)だとちょっと見劣りするな、と思いました。ただ、本書に掲載されているスピンオフ作品はなかなかの掘り出し物。映画1作目ではエンディングの後になんか眼帯のオッサンがいきなり現れて視聴者を面食らわせますが、あのオッサンが1作目の他のシーンの裏でいかにトニー・スタークを監視し、どういうことを考えてたかを描いた作品で、映画原作のスピンオフとしては非常に正しい出来栄え。ちょいお薦め。

3 Responses to “アイアンマン2”

  1. おもしろかったですよね。アメコミってもう少しプロモーションうまくすればもっと人気でるとおもうのに。もったいない

  2. >ラリー・エリクソン
     たぶん、あれは本人じゃなくて、スタン・リーだと思います。
     一瞬で、ちゃんと確認できなかったけど。

  3. おっと、本人じゃないんですか。っていうかスタン・リーな方が驚きなんですが、なぜスタン・リーが……