漫画の感想『薔薇だって書けるよ』『侵略!イカ娘』『町でうわさの天狗の子』『港町猫町』
最近読んだ漫画。
ちょっと懐かしい感じの恋愛ものっぽい短編集。絵柄も話の感じも、言ってみればちょっと古い感じなんだけど、まさにこのストーリーはこの絵柄でないと、というマッチした感じはあり、面白かった。よくはしらないんですが、楽園という雑誌に掲載した作品を収録。
世間とズレた不思議ちゃんな女の子との恋愛を描いた表題作もいいが、二百年後の未来人と戦後間もない頃の女の子を描いた「遠い日のBOY」がよかったかな。同人誌から転載の「晴田の犯行」も悪くない。B+
6巻で全然途中ですが、ストーリーそのものが秋姫だけでなくてその周囲の人たちも込みでどんどん膨らんできた印象。この巻のよみどころはやはり三郎坊かねー。
正直、この話の空気はついてけないものがあるんですが、ま、それでも結構好きですよ。B+
イカ娘はずっと買ってたんですが、今回のアニメ化の話題で、2chではAA化されてたり、一部でウザがられているらしいという話を聞いてちょっと萎えました。まあどうでもよいといえばいいんですが。
ギャグのテイストが『無敵看板娘』に近いなあと昔から思っていて、編集が同じとかなのかなと思ってたんですが、今週のチャンピオンによると作者の安部真弘は佐渡川準の元アシスタントだったんですね。その辺の関係だったのかな。
内容ですが、高目で安定しているので安心感があります。苦悶の顔をしたてるてる坊主がよい。それとケイドロの話のオチが素晴らしいなあ。A-
猫と「魔女」のペアが住み、生活する港町の話。猫は男の子に変身する魔力を持っているが、心に寂しさを抱えた女の子(=魔女)にしかその姿は見えない。みんなそれぞれの事情を持って港町を訪れ、猫に出会い、前向きに生活していく。
まあ俺みたいなおっさんの読む話じゃないと思いました。絵本か童話みたいな話で、嫌いじゃないんですが痒くなる。C