先週読んだまんがなど
末次由紀『ちはやふる』[8]
安定して面白いなーという感じ。ですが、実はそこまで好きなわけではないんですよね。買い続けるほどには面白いと思ってますが……。サンデーあたりで連載していたらここまでの人気にはならなかったんじゃないだろうか、などと思ったり。
谷川史子『おひとり様物語』[2]
いや、なんつーか、この、もう「おひとり様」という前提が崩れてしまっていてどうしようという感じがしました。読めば面白くはあるんですが。1巻第1話がとても素晴らしかっただけに、ちょっと期待が強すぎたのかもしれません。そんな今巻ではありますが、「ちゃんとひとりになろう」と決意する10話は良いと思いました。ほかにも前巻のエピソードの続きがあったりして、好きな人にはいいとおもいます。
長谷川裕一『マップス ネクストシート』[9]
なんとここにきて旧シリーズ主人公の登場、そして新旧主人公の親子対決! 親子ネタの会話や戦いの終わらせ方など、いかにも長谷川裕一的な展開に燃えました。そして、なんというか、全然絵柄が変わってないように見えてもずいぶん絵柄が変わったなーとつくづく感じました。今の絵柄だとこうなるんだなーというか、いや、やっぱあんま変わってないか?
絹田村子『読経しちゃうぞ!』
これはジャケ買いでしたが正解。神社の跡取り恭太郎、お寺の跡取り孝仁、教会の跡取り工(たくみ)の草食系な三人が彼女にフラれたり、フラれたり、見向きもされなかったりしながら奮闘する(けどさっぱりモテない)というコメディ。同設定で連載も始めたようで、そちらも楽しみ。
沙村広明『ハルシオン・ランチ』[1]
なんだかよくわからない少女型の宇宙人がいろんなものを食って食って食いまくり、食べちゃいかんかったものを食べた場合は吐き戻して事なきを得るのだが、実際には他に食べたものと融合してグロい謎の生命体が出現する。グロい絵とシュールな展開と小ネタが多くて笑える。富井副部長の問題には爆笑。
安堂維子里『世界の合言葉は水』
ううーん、五十嵐大介エピゴーネン。それ以上のものがなさそうなのが言葉を濁らせる。一瞬「あれ別ペンネームで描いてるだけ?」って思わせるほど似ている(絵柄だけでなくストーリーのテイストなんかも)ので安心して読むという手もありますが、やはり五十嵐大介にはどこか及ばないところがある。及ばないのはそれでいいので、それ以外の何かが欲しいと感じました。
石黒正数『響子と父さん』
変な父さんとイラストレーターの娘、響子の日常を淡々と描いたコメディ。面白い。