最近読んだまんがから

This entry was posted by on Monday, 1 December, 2008

ほかにもいろいろ買ってますが、印象深かったものについて。

まず、烏丸匡『シャングリ・ラ』が面白かった。池上永一の破天荒さは確かにまんが向きかも、と思いつつ、よくよく考えてみると「どーやってまんがにするんだ!?」という内容なのだが、しっかりとまんがになっていた。ストーリーは大幅に変更されており、そういう点ではもはや別の作品といっていい気がするが、これはこれで悪くない。烏丸匡という人はこれが初体験だが気に入りました。

河合克敏『とめはねっ!』は4巻になってラブコメな要素が強くなって驚く。そーゆー展開はあんまり予想していませんでした。合宿のあのシーンがそういう伏線だったとは。それにしてもヤングサンデーコミックスが冠されているのがなあ。続刊はどうなるだろうか。

大石まさる『水惑星年代記 月娘』は、意外と長くつづいた《水惑星年代記》シリーズの完結編。よいシリーズでした。今回は完全にひとつながりのストーリーになっているため、読んでいて「えーとこいつがあれでこの話はここにつながって……」ということを考えないでよくて気楽に楽しめました。巻末に年表、家系図つきの親切設計なので、これをもとに読み直そうかな。

長谷川裕一の『スタジオ秘密基地劇場』もあんま期待しないで買ったら意外と面白かった(長谷川らしすぎるという気もするけれど)。オレがヒーロークロスラインに期待するのはこういう話のような気もする。

釣巻和の『くおんの森』も悪くない。設定は今となっては少しありきたりな気もするが、絵柄や雰囲気はけっこう好きだな。第5話は主人公がまったく登場しない番外編で、これ単品でも読めるファンタジイの佳品だと思います。

シャングリ・ラ [1] | とめはねっ! [4] | 水惑星年代記月娘 | スタジオ秘密基地劇場 [1] | くおんの森 [1]

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