ひさびさにファンダム・アトラス
年齢世界という遊びがある。いたいけな若い(しかし、ある程度は知り合いのいる)SFファンをつかまえて、業界のエライ人とかの年齢を当てさせるという遊びである。
しかも、それを記録していくのでしゃべっていくうちにだんだん自分でもデタラメに気付いてきて大変なことになるという、傍目の人間だけが大変に楽しいという遊びだ。断片的な情報(この人とこの人は確か同年齢……あれっ?みたいな)からどんどん矛盾が出てきて大変なことになるとゆー。
しばらく若者が身近にいなかったので(笑)行われてこなかったこの遊びが、こないだのワールドコンのとある夜、ひさびさにやられたのでここに記す。
ちなみに正解はここには書かない。なぜなら、ここにあるのは基本的には現実とは無関係な事象だからである。その場にいないのに勝手に名前を挙げることもあったけれども、自分の預り知らぬところで突然なぜか名前があったとしても、しょせんは遊びなのであまり怒ったりしないでね。あと、人によってはその場にいた人とかファン仲間では有名だがあまり外には名前が出てこないという人もいるから、ぜんぜん知らない名前があってもそーゆーものなので気にしてはいけない。その場のヨッパライが思い付きで名前を言っていくので「何故この人がいないんだ」という文句も仕方ないと諦めてほしい。
というわけで――
id:fujigawa の年齢世界
(年齢: 人名という順で並んでいる)
鑑賞のポイント
何といっても13歳もの年齢差のある山形浩生/柳下毅一郎だろう。よもやこのコンビに一回り以上の年齢差があるとは、なかなか出てこない発想である。ついでにウェイン町山の年齢も聞いておけばよかった。なお、くわえて柳下毅一郎=風野春樹というのもあなどれない。 id:fujigawa は東大の新月お茶の会メンバー(OB)だという点を勘案すると、その味わいもいや増すというものだろう。
大元のネタからは、小浜徹也>大森望>志村弘之という年齢順はけっこう珍しい結果となっている。野田令子>東茅子というラインもなかなかのものである。また、円城塔はどうやら博士課程修了直後に作品を書いたと思っていたらしい。
魚の年齢世界
鑑賞のポイント
もちろん9歳差のある日下三蔵/風野春樹というのも見所だし、37歳で風野春樹と同年という野尻抱介というのも地味にスゴイところであるが、ポイントはむしろ若年層にあるといってよかろう。京大SF研の会員だというのに、大澤和彦、細井威男といった直近の先輩の年齢をまったく把握していないというか、せめて年齢差は把握しておいた方がよいのではないかと、少し心配になってくる今日このごろである。
……などとエラソーなことを言っているけれどもわたしも似たようなメには遭ってきたので、こんな講評などをする資格があるのかと問われると困るのだが、まあその辺も大目に見てください。
あと人名は敬称略とさせていただきました。
なんと先輩甲斐のない…年齢差を思い出したときには既に遅しですた。