いろいろ

This entry was posted by on Monday, 13 October, 2008

最近とくに皆さんにお伝えしたい事実というのは「蒟蒻畑は凍らせてもウマい」ということである。完全に凍りきらず、かといってシャーベットとも違う独特の食感がよいのである。もちろん、あのサイズの氷塊を丸呑みするわけはなく、カップからちょっとだけ押し出して齧るようにして食べるとちょうどいい。食うなら自己責任で、といちおう書いておこう。お試しあれ、と気軽に書けないのは悲しいところ。

 

http://blogger.ukai.org/2008/10/3-code-reading-date.html を読む。面白いのだがGNUのdate前提になっている。まぁ話題はlinuxだろうからそれでいいんだが、たとえば最近でもMacとかの標準コマンド群はGNU coreutilではないから、これではちょっと困る。まぁ正直、あの辺はもうぜんぶGNU coreutilsでいいよ、という気もするのだが……(わたしはMacでも*BSDでもcoreutilを入れて使う軟弱者である)。

で、さらっとFreeBSDのソースを見てみると-jを指定すると時刻を更新しないらしい。あとは通常の-rを使えばいいから、date -j -r `date +%s`がFreeBSDでの正解といったところになるのだが、-jはMacのdateにはないようだ。FreeBSD dateに-jが導入されたのはログによると1999年で、OSXよりかなり前なのだが……。ちなみにOpenBSDには2005年、NetBSDには2006年に移植されたようだ。

ということで*BSDのやり方はすぐわかったのだがMacでのやり方はよくわからんかった。詳しい人はいませんか。

 

http://arton.no-ip.info/diary/20081010.html#p01

どうでもいいトリビアに類することだけど、code searchの件数調べによると、 defualt > deafult > defautl > defalut といった順番のようです(編集距離1の場合)。見たことないtypoだと思ったけど、やっぱりマイナーなミスのようで>defalut

なぜそんなものが実際のコードに存在するかというと、C的にはラベル扱いになるわけで、「そのswitchにはdefaultがない」と解釈されてコンパイルエラーにはならないという理由があるからなのですが、この種のミスをうまく警告するのはどうしたらよいか。-Wswitch-defaultをつけるとdefaultが存在しないすべてのswitchに警告を出すが、たとえば入力がenumですべてのenumを列挙しているような問題ない場合でも警告を出すので厄介だ。-Wunused-label(-Wallでも可)があると参照されないラベルに対して警告が出るから、これで「defined but not used」警告を出す、というあたりが現実的な解かな。

 

それにつけても、『ルーンマスカー』復活というのは何度見ても目を疑うよなぁ。これを機に単行本を引っぱり出して読み返してみたのだが、何とも言えない気恥ずかしさというかいたたまれなさというか、いわく言いがたい感情が襲ってきて大変なことに。

2 Responses to “いろいろ”

  1. soda

    date -r … の場合、-j の有無に関わらず、時刻変更しないのでは?

  2. 向井

    あれ、そうですね。何を勘違いしていたのだろう。失礼しました。
    ところで、 date -j は Leopard で導入された様子。

京都行

This entry was posted by on Monday, 13 October, 2008

かれこれ8年ほど、毎年この時期になると京都に行くのだが、ほとんど観光したためしがない。というのは目的が京都SFフェスティバルだからなのだけど。ということで今年も行ってきた。

今年の実行委員長氏は独特のテンションの持ち主で、SFセミナーでも「今年の京フェスは変わります! 第一に、ビールが出ません!」と主張をして「最初がそれかよ」と各方面からツッコミを入れられていたが、いざ本番でもそのテンションを発揮。学生らしい手際の悪さが組み合わされていました。

1時間目(笑)の眉村卓インタビュー。デビュー前から今にいたる道筋を見て、その時その時の眉村さん本人の思ったこと感じたことを語り起こす好企画。かなり楽しめました。

2限目は瀬名秀明と円城塔に、八代嘉美を加えた三者による「新・生命とは何か」。少し前にあった三省堂のイベントと違い、瀬名さんと円城さんのあいだの溝を両側から確認していく作業といった雰囲気。和気藹々としながらもけっきょく平行線、みたいなよくわからない雰囲気であるが、なかなか楽しい。

3コマ目は、創元より12月上旬に刊行予定の『年間日本SF傑作選』を紹介する企画。このアンソロジーの企画意図や、どうやって選んだかといった話から、作家の反応やらいろいろ紹介。資料として作品リストが配られたが、「自分はメリルの役割」と認識したらしい大森さんの、ふつうはあまりSFとは言わないだろう作家たちと、目配りの効いた日下さんのセレクションが組み合わさってなかなか楽しそうな雰囲気。リストぜんぶは紹介してくれるな、と言われたのでリストアップはしないけど、たとえば岸本佐知子が「ネにもつタイプ」から選ばれるようなアンソロジー、というと雰囲気がわかるか。

最後がディッシュ追悼。ディッシュはあんまり読んでないからなぁ。「わからない作品だと言われているリスの檻だが、ほかのニューウェーブ系作品とくらべると、あれは格段に分かりやすい作品で、当時の人もあれぐらいはわかっていた。わかっていたからこそ批判がしやすかった」という指摘を興味深く聞いた。

夕食はいつものようにビィヤント。あそこのカレーはうまいなあ。

合宿1コマ目は海外SF情報収集法概説。いまSFマガジンで世界SF情報のコーナーを担当している細井さんによる「世界SF情報の書き方」伝授。なぜかその場にいた牧さんがこういう情報を2007年問題と絡めていたのが面白かったかも。しかしローカスを買ってる人があそこまで少なかったというのはどうなのか。というか、ある意味そういう人向けの情報だからそれでよいのか。

次は「海外SF短篇を漫画化したい!」。むかしアンサンブルでやっていた「最後のクラス写真は小田扉だよねー」というネタを膨らました感じのネタ。正直、客のまんが力と海外SF短編力が及ばず(含俺)微妙に滑っていたような気がしないでもないのだが、福本面で「ゲシュタルトが呼んでいるっ…!」がやっぱり可笑しかったのでよし。

3コマ目は水鏡子先生の新築の書庫の話を聞く回。やっぱりこういう書庫ネタは面白い。一般書籍ではあまり流通しづらい話題であるしな。

あとは大広間でふらふらしたり、ボイドキューブをいろんな人に見せびらかしたりぐだぐだしているうちに眠くなってきたので、さっさと2時過ぎぐらいに就寝。そのままクロージングを寝すごした。

さて、スタッフたちに叩き起こされて宿から出てみると辺りには誰もいなかったので、適当に近くの喫茶店に行ってみると見知った顔がいたのでそこで朝食。さてこれからどうするか(特に予定はない)と思っていると、これから観光をするという人たちがいるのでついていくことにする。というわけで、何年かぶりの京都観光として鞍馬山を登る。わりとふつうに登山だった。そうして奥院まで歩き、貴船神社まで降りてきて絵馬を見物したりしたあと、京都市内をうろうろし、本能寺を眺め、ランダムウォークに行き、うろうろしてから帰宅。

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