DAICON7 1日目
会場が9時、開会式がはじまるのが11時という話だったので朝の10時ぐらいに行ったら異常に並んでいておそれをなしたのだが、単に受付の手続きが始まってないのだが停止しているのだかというのが理由らしく、動きだしたらスムースに受付を完了。今年もトートバッグにプログラムブックという構成。何か物足りないような気がしたのだけど、早川と創元の目録が入ってない! ショック!(笑)
開会式は何のとどこおりもなくほとんど最速といっていい感じで個人的には気分がよかったが、「短かすぎる」という声も聞いた。あれくらいがいいと思うけどなあ。ただまぁ、初心者向けの説明とかいろいろ諸注意が欠けていたかもしれない。オープニングムービーは……正直どうかと思いました。ゲスト・オブ・オナーの小松左京先生はビデオメッセージ。ふつうの開会の辞かな、と思ったけど最後に「それでは皆さんお元気で」という挨拶をされていて縁起でもない。
開会式が終了したら11時40分ぐらい、何人かで連れ立ってどこかに昼食に行こうかと思ったが、食べに行くところを求めてうろうろしているうちに時間が経過。12時からの初心者企画を覗きに(冷やかしに)行こうと思ってたので知り合いと別れて会場へ。初心者向けの企画はおおむね成功といっていいのでは。立ち見が出るくらい初心者がつめかけてスゲー、などと思う。
しかし実際のところそんなにスゴくはないのだった。SF大会初参加者が多いのはその通りでよきことなのだけど、基本的に今年の会場の会議室はSF大会の企画をやるには狭くて、ほぼどんな企画でも立ち見が出るというすごい状態になっていた。なんせ「SF大会の開催方法教えます」といったいかにも客は多くなさそうな企画でも立ち見が出た(らしい)というから驚く。
初心者企画を終えたあとでさすがにお腹がすいたので昼食に。けっきょく会場 1Fのカフェで食事にした。そういえば開会から1コマ目のあいだに1時間の隙間を設け、ふつうの参加者には昼食に行ってもらい、そのあいだに初心者ガイダンスをやるというのは正しいなあと思いましたね。でまあだらだらと昼食を取っていたらどこも企画部屋は埋まってしまって入れず、ディーラーズを巡回していろいろ買いそろえたりした。
2コマ目は興味のある企画がいろいろあったので、企画開始まではあちこちをうろうろし、企画の写真などを撮影していたのだが、そうこうしているうちにどこも埋まってしまって入れなくなってしまった。やや空きのあった「SF落語を書く」という企画にすべり込んで後半を聞いていた。「ハナシをノベル!!」で SF落語(なのかな?)を書いている面々に話を聞くという企画で、当初のゲストの浅暮三文、北野勇作、小林泰三、牧野修といった面々に加えて田中啓文と田中哲弥が好き放題に語りあうといった風。本当に好き勝手に混ぜっかえしているようにしか聞こえないのだが語られるべきところはちゃんと語られているという好企画。面白いと思ったのは、落語家は話を勝手に組み換えるというところ。「ハナシをノベル!!」はストーリーを各作家が書いたものを月亭八天さんが話すということになるのだけど、もとのストーリーとは順番とか何もかも違ってしまったりしてすごいとか。いやはや面白そう。東京でやれば行く(と思う)けどなあ。
3コマ目は「SF出版社のサイト運営」企画を楽しく聞く。案外と編集が自由にやっている雰囲気なのだなあと思ったり。ああいう会社だとなし崩し的に、特に決まった役職もなくいろんな巡りあわせで誰かがサイトを運営していたりしていて、手作り感のある話が面白かった。というか国書のあまりのフリーダムさには笑うしかない。
あまり夜遅くならないうちに引けて、夜は知り合いと岸和田で飲んだ。