ATOK 2008 を買ってでも使うべき10の理由

This entry was posted by on Saturday, 5 April, 2008

http://ascii.jp/elem/000/000/122/122037/

それ skk でできるよ的な。

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  • 予測入力は、いきなり skk ではできない。ただし動的補完をオンにすれば似たようなことはできるだろう(ddskk のみ?) >
  • オートコレクト。これはできない。 >
  • 日付、時刻は可能。実際、辞書には任意のプログラムを埋め込むことができるので、複雑な処理(西暦→元号変換とか)も辞書に登録可能。 >
  • 同音異義語の意味の違いはアノテーションというかたちでサポートされている。 >
  • 自動学習。ってかふつうの IME ってできないんだっけ? >
  • 専門辞書セット。めちゃくちゃいっぱいあります。標準インストールはディストリビュータに依存してしまうが、後で導入するのはさほど難しくない。 >
  • 話し言葉、方言に強い。これはもう滅法強い。よほどのことがないかぎり方言だからといって困ることはない。 >
  • キーカスタマイズが柔軟。実装によるけど ddskk はほとんどすべてのキーを変更できるようになっている。カスタマイズ性はものすごく高い。 >
  • ヘルプ。うーん、まあ、あんまり強くない。ドキュメントは充実してるけど。 >
  • おまけ機能。何かあったかなぁ。
  • というわけで、日付/時刻、アノテーション、自動学習、専門辞書セット、方言などへの対応、キーカスタマイズと半分くらいは完全に出来ている。予測入力もまあできるといえばできるし。

    こうやって簡単に列挙できるようなものは実際にはそれほど重要ではなく、変換エンジンにとって重要なのは精度だろうと思う。 skk はその点でも優れていておおむね問題ないのだが、同音異義語でだけ苦労する(意外と以外が代表格)。そういえば skk の変換にバイグラムの推定をすると同音異義語が以外とクリアに処理できるんじゃないかというアイディアを持っているのだが、まだかたちにできていないなあ(bayesian-skk と発想は似てるけどちょっと違います、いちおう念のため)。

    それにしてもだな、 ATOK って 2008 になってからやたらと記事を見かけるような気がするけど、いったいなぜ?

    4 Responses to “ATOK 2008 を買ってでも使うべき10の理由”

    1. ut

      > ATOK って 2008 になってからやたらと記事を
      > 見かけるような気がする

      確かに多くなっているようですね。
      “ATOK 2007″ に一致する日本語のページ 約 85,100 件
      “ATOK 2008″ に一致する日本語のページ 約 262,000 件

    2. ut

      古川享さんのブログ
      http://furukawablog.spaces.live.com/Blog/cns!156823E649BD3714!9079.entry
      が話題になったようなので、
      「それに比べて ATOK はすごいぜ」みたいなことに
      なったのかなと思います。

    3. ut

      ・Microsoft Office IME 2007 の変換精度が良くない
      => ATOK の価値が見直される
      ・IME開発の主体が、中国にシフト
      => 叩きやすい話題
      相乗効果で ATOK 2008 に関する記事が増加したのかもしれません。

    4. ut

      実際のところは MS-IME 2007 において
      ・かな漢字変換モデルを変更した
      ・もちろん日本の人も関わっている
      ということのようです。
      小町さんのブログ:
      http://www.smalltown.ne.jp/~usata/diary/?date=20080218#p03
      http://www.smalltown.ne.jp/~usata/diary/?date=20080217#c02