週末日記
土曜はSFファン交流会へ。大森望、柳下毅一郎、樽本周馬というゲスト陣だったからか、60〜70年代SFという企画がよかったからか、ともかくえらい大盛況。昼間も狭い部屋にひしめいていたが、二次会は店に入りきらないほどでエライことになっていた。
そんななか、こっそりとさいのさんから《魔王子》全5巻を譲り受ける。傑作であることと入手難であることで有名なシリーズだが、個人的にもすごく思い入れがある。ただ最初に読んだときは高校の図書館でのことだったので、既読なんだけどずっと持っていなかった。ようやく手元に持っていられる。よかったよかった。よかったといえば国書刊行会からはヴァンスコレクション全3巻が出るのだそうでこれも楽しみ。
そういえばジーン・ウルフの《新しい太陽の書》は新装版を買うべきかどうかで悩む。旧版の4冊は持っているのだが未読。今回ので訳も変わっているらしいし、新訳となる5巻も出るからなぁ……。
会が終わったら移動の途中で抜け出し、新宿のブックファーストへ。ひとつ前の購入本リストはそのときのもの。渋谷ブックファーストも悪くはないのだが、やはり見落としが増えたなあという印象。
二次会では林哲矢さんがファイアボールなどを勧めていた。のでさっき見たけどなかなかよかった。webで1話と7話が見られる。お姫様のドロッセルと従者のゲデヒトニスという二人(二体?)の噛み合わない会話がちょっとツボ。
ちょっとツボといえば同じく林さんのお勧めのウサビッチも面白い。なぜかロシアでのんきに囚人をやっているウサギ二人(二匹?)と看守とその他の話。淡々と面白い。個人的には第5話「ダンスの時間」がよかった。
テレビがブッ壊れてから基本的にテレビなるものを見ていないのだが、こういうようにwebでも見られるものがあるのは嬉しい。